新しくなった「ジョブ・カード」 企業にもメリット増?

◆「ジョブ・カード」とは?

ジョブ・カードは、職務経歴、学歴、職業訓練終了後の職業能力評価などを整理してまとめたもので、生涯を通じて活用する「キャリア・プランニング」や「職業能力証明」のツールとして使うことができます。
ジョブ・カード制度は、キャリアコンサルティングや実践的な職業訓練、就職活動などでの応募書類としてカードを活用することで、安定的な雇用の促進等を図ることを目的とした制度です。
平成20 年にスタートして以来、これまでにカードを作成した人は約132 万人。しかし、その大半が職業訓練での活用に限られていました。
こうした状況を踏まえ、ジョブ・カードを学生の段階から職業生活を通じて活用できるよう抜本的な見直しがなされました。

◆新しくなったジョブ・カードはどう変わった?

これまでのジョブ・カードが見直され、10 月から新たな「ジョブ・カード制度」が開始されています。
これまでは、訓練・就職時での活用に限られていましたが、キャリア・プランニングや円滑な就職等のための職業能力証明のツールとして、様々な年齢層の人が活用できる様式に変更されました。

<生涯を通じたキャリア・プランニングのツール>
個人の履歴、職業経験の棚卸し、職業生活設計等の情報を蓄積し、訓練の受講、キャリア選択等で活用できるようになりました。
<円滑な就職等のための職業能力証明のツール>
現行織も対象情報を拡大し、免許・資格、学習、訓練歴、訓練の評価、職務経験、仕事ぶりの評価の情報を蓄積し、応募書類等として活用できるようになりました。
<活用の形態・様式>
職業人生を通じて、個人が、各情報を項目別(キャリア・プラン、職務経歴、免許・資格、学習・訓練歴、訓練、仕事振りの評価)に記入、原則、電子化(個人自らのパソコン等に入力)し、継続的に蓄積、場面に応じで抽出・編集して活用できるようになりました。

◆企業にとってのメリットは?

採用時のミスマッチのリスクが軽減できることが大きいでしょう。
その他、一定の条件に該当すれば助成金を受けられますので、「採用コストや企業研修などのコストが軽減できる」、「人材育成や能力開発に積極的な企業であることがアピールできる」等のメリットがあります。